円背型猫背は、背中が丸くなっているタイプの猫背です。
猫背と聞いて皆さんが連想されるのはこのタイプで、亀背や脊椎後湾曲とも呼ばれ
前かがみ姿勢での作業が多い方や、習慣となっている方に多くみられます。
背骨と背骨をつなぐ関節の動く範囲が狭くなっているため、仰向けで寝ることが苦手だったり
仰向けになると背中に痛みを感じる場合があります。
このタイプの猫背は、背中の痛みや肩こり、腰痛をおこしやすいです。
また、背中が丸くなることで肺や気管支などの呼吸器系であったり
胃や腸、肝臓などの内臓が圧迫されることで負担を受けてしまいます。
赤ちゃんのおんぶや重いリュックを背負うなど、肩をすくめて力を入れることが多い方や
スマホやパソコンを長時間使う方が成りやすい猫背です。
このタイプの猫背は肩の前面や胸部へ痛みやつっぱり感といった不調が出やすくなります。
また、肩が本来の位置より前に出ることで肩関節や肩甲骨が動かしづらくなり
肩こりや四十肩、五十肩、投球障害などのスポーツ障害といった症状を引き起こしやすくなります。